2026年8月2日日曜日


狸穴日乗を始めたには、いささか仔細がござる。

85円切手を2葉も買っていたのだ。老健施設にいる母に隔週で絵葉書を送っていたのだが、存外に早く旅立ってしまい、残された切手なのだ。これをどうしようかと考えて思いついたのが狸穴日乗なのだ。

なお、製紙工場から大きなロールで出荷された用紙をA判などの寸法に断裁したものを「枚葉紙」という。街の印刷屋でパタンパタンと動いていたのが枚葉印刷機である。そして、紙など薄いものを数える助数詞が「葉」。「1シート」は「1葉」なので、それを今日の標題にした次第。


グリーンカーテンはいつできるのだろう。前途葉葉を期して気長に待とう。

2026年8月1日土曜日


葉っぱを刷った。調子が出てきたら印刷所に頼むかな。第1号は娘に送るつもり。日記なので続きは今晩書く。



まっか。真桑瓜。子どものころマスクメロンというものを食べたことはなかった。これがメロンなのだ。

神戸と呉のメロンパンが楕円形なのは、真桑瓜だからなのだ。

2026年7月30日木曜日

葉っぱをばらまくことにした。子どもたちや友達に毎日1通ずつ出すのだ。
 

レイアウトは大作家のを真似た。通し番号をたよりにこれを蒐集して『狸穴日乗』を纏めようというヒトは……いないだろうな。 

2026年7月29日水曜日

きのう割れたところは中央構造線のはしっこなのかな。
中央構造線
中央構造線は長い間にいろいろな動きをしてきた古い断層です。大陸時代にできた地質の境界としては、1本の断層ですが、日本列島になってからは、地域ごとに地殻変動を起こす力の受け方が異なり、別々の断層になっています。一部の地域では、古傷が再活動し、現在の時代に繰り返しずれ動く活断層となっています。そのため、場所によっては、近いうちにずれ動いて地震が起こるかもしれません。ただし、数日、数ヶ月、数年といった時間スケールでの「短期予知」は不可能です。 
ぬま津さん、日本列島の古傷に触ってしまったらしい。
「お、おれはそばを通っただけだー」 




やっとやる気を出してきたサンパラソル。

2026年7月28日火曜日


葉が次々と落ちてもうダメかと思っていたミニトマトが実った。三毛猫のように半分熟したのを獲ってひどい目に遭わされないよう待っていたが、もういいかな。

小金瓜という漢名がしっくりくる感じ。

2026年7月26日日曜日


空にさざなみが。

ふたりて広瀬川にボートを浮かべたのはいつの日か。小栗康平の映画『伽耶子のために』(原作:李恢成)の大沼公園のシーンをまねたのだが、30年後にはボートを降り、ひとりは水辺に残り、ひとりは山へ帰ることになった。

たぬきと舟にまつわっては悲しい話ばかりだな。

2026年7月23日木曜日


くいしんぼう諸君、どこへ行ったのかと思ったら、葉蔭にテントを張って昼寝を楽しんでおりました。寝返りをうつものもおりますな。

さても、「蟲愛づる」は「姫君」に掛かりてこそ。「たぬき」には似げなし。


夏といえば甲子園。私には関係ないのだが。

久しぶりに山を降りてみると変なものがある。変なものは試してみるのたぬきの掟である。験かつぎ用なのだろうか。

2026年7月18日土曜日


水無月五日の月と金星。だいぶ滲んだけと、風は穏やかだ、

2026年7月16日木曜日


穴の中で素敵な音楽を聴く日。白いのはヘルメット。洞窟探検用ではない。自転車で来ているのだ。脊柱管狭窄の具合を調べるのだ。

大音量ならストラビンスキー「春の祭典」ぐらいの変拍子でやってほしいところ。ミニマルミュージックのつもりなら、もうひとひねりほしい。


2026年7月15日水曜日


有馬温泉のはずれ、皷ヶ滝へ行ってみた。二つの滝の水音が鼓のように聞こえたからというが、水害などで地形が変わって、いまでは鼓には聞こえない。けれど、ごうごうと立派な滝だった。

ロープウェイの有馬温泉駅からちょっと降りたところにあるけど、ゆけむり広場からはだいぶ登ったところ。すっかり汗だくになったが、変速機なしの自転車でも登れるのだ。

2026年7月14日火曜日


種はさほどではありませんでした。糠漬けが美味しい。

2026年7月11日土曜日


胡瓜? 糸瓜? コープ自然派の宅配に入っていた。

2026年7月10日金曜日


なるほど、そうやって腰を据えて齧るから食べ跡がまあるくなる訳だ。


パンは焼けないのである。

2026年7月8日水曜日


あけおめ? ほんとに? 鬱陶しいんだが?

「鬱」とは「こんもりと茂るさま。むらがるさま」「雲や水蒸気が濃密になるさま」「多く集まり盛んなさま」(漢辞海)――どちらかといえばゲンキハツラツなんだな。

2026年7月5日日曜日


食器洗いにも固形石鹼を使っているけど、罅が……。家事をサボっている証拠だな。

2026年7月4日土曜日

 峠の茂みから夏の声がする。ウグイスやカラスではなく。



2026年7月1日水曜日

さいたさいた。



喰われた喰われた なにものに?




2026年6月30日火曜日

「ブンタン」とは「ザボン」のことなのだとか。「ザボン」といえば……


盲いた詩人はいつも
ザボン口に運び乍ら……

「ザボン」は「朱欒」と書くらしい。「欒」はムクロジ科の木だけど、この字を見ると、『青い山脈』を思い出すのである。こっちはランで、あっちはレンとヘンだが。いずれにしても楽しそうな字である。

2026年6月29日月曜日

ボンタンアメは子どものころからあったと思うけど、あれれ?


あれれ?
「ボンタン」は「文旦」なんだ。そして「文旦」は「ブンタン」じゃないんだ。キツネにつままれているのかな。はたまたうさぎどんの策略か。

2026年6月28日日曜日


ホームセンターにもなかった。店員さんに尋ねたら、ことしはゴーヤの苗はどこでも品薄なのだそうだ。グリーンカーテンならということで薦めてくれた「クライミングサンパラソル」というのをお迎えした。夾竹桃の仲間らしい。


たぬきとしては花より団子なのだが、それにも増して、団子より緑蔭である。


2026年6月27日土曜日

ネットも張って待っていたのだが、仲良しのネギも待ちくたびれていたのだが、とうとう「行けなくなりました」と手紙が来た。




ホームセンターに買いに行くかな。

きょうも葉っぱの勉強に。



2026年6月25日木曜日

ウズモリ屋さんの干支神戸人形「午」

きょうは馬になる予定。


「めざせ!1万人の輪」がたぬきの故郷にやってくるのだ。つまり、野次馬である。

2026年6月24日水曜日


さいた さいた さーらだなーのはなが 


すっくと立ったそのてっぺんに。

2026年6月22日月曜日


水、電気、ガスならでは、つゆ訪ふものなし。 

2026年6月21日日曜日


「きょうはおいらの日だ。……え? 違うの?」(蚰蜒)。

かわいそうに。そういや、最近、見かけないな。Gを掃討してしまったのかな。ありがと。

2026年6月20日土曜日

はや、ミニトマトに花が咲いた。

サラダ菜もほころびかけている。

ブロッコリーはまだまだがんばっている。

2026年6月18日木曜日


鹿殿はすっかりお隠れになりました。

2026年6月16日火曜日


4月19日の日記に書いた土がこうなった。

江戸時代に全国一の生産量を誇った三田青磁。陶土が枯渇して生産が途絶えて久しいけれど、製作体験はできるのだ。型押しならたぬきでもできるのだ。

2026年6月14日日曜日


眼がめっきり弱ったによって、梅田へまかりて、天眼鏡を買うてまいった。

獨逸・エッシェンバッハ社の広視野2倍ルーペをば奮発いたした。
 
 
きょうは葉っぱ化石の勉強をしに三田へ。かえりにトマトとオクラの支柱を買ってこよう。 
熊御大はねこ便営業所管内をうろうろしているらしい。 

2026年6月13日土曜日


大きな新生姜が届いたので、甘酢漬と肉味噌を作った。

ところで、ショウガを「生姜」と書くのはどうしてなんだろう。漢辞海や新字源はショウガを指す字として「薑」を載せている。「姜」は陝西省を流れる岐水の別称だそうだ。神農はこの川のほとりに住んだので姓を「姜」としたと説文解字にあるそうな。

「薑桂之性」――ショウガやニッケイは古くなっても辛い――そんな鋭い光を眼の奥に隠す年寄りに憧れるのだが、のらりくらりと生きてきた狸はなれそうにない。

2026年6月12日金曜日


新入り。右からバジル、ミニトマト、丸オクラ。その奥で先輩風を吹かせているのが薹を立てたサラダ菜である(他のサラダ菜は昼のおかずに炒めてお腹に納めた)。

ゴーヤは遅刻である。来週になるとな。ネットを張って待っていたのだが。

2026年6月9日火曜日


狸園のサラダ菜にも薹が立ってきた。

2026年6月8日月曜日


「私らは全体いままで人をだますなんてあんまりむじつの罪をきせられていたのです。」……「……だまされたという人は大抵お酒に酔ったり、臆病でくるくるしたりした人です。面白いですよ。……」(宮沢賢治「雪渡り」より小狐紺三郎のことば)

しかし、こんなのと夜中に出くわしたら、たぬきでも腰を抜かす。寒冷紗の日除けかレースのカーテンならむ。

2026年6月7日日曜日


この記録様式を作った人は家事をしなくても暮らせる境遇なのかな。 

2026年6月5日金曜日


野生の仲間たちのなかには、気がついたら足に輪っかをはめられていたとか、背中に何か背負わされていたとかという目にあったものがいるが、たぬきもついに、胸に電極を、腹に箱を貼り付けられた。

テープで隠れているが箱の窓にオシロスコープのようなものが表示されているらしい。たぬきの叛逆「心」を探る機械だとのこと。24時間の監視である。


廿日大根の古漬け。3週間は漬けたかな。




2026年6月4日木曜日


けさは、ねこ便仕事からとって返して山を駆け降りコープの総代会議案説明会へ。

2026年6月3日水曜日


Tanuki in Blackの日。地球外生物の監視ではなく、小学校同級生の旅立ちを見送りに三田へ。

1学級だけだったので、幼稚園から――私は三田学園へ進んだので7年間だが――ほとんどの同級生は中学まで10年間、いっしょに学んだ。しかも同じ敷地内。

33人いたはずだが、これで3人目の旅立ちだ。

私は何番目になるかな。

2026年5月31日日曜日


三田学園中学部裏の柴栗も花盛り。11月の文化祭前日の全校清掃のころには実がたくさん落ちていた。他の生徒は関心がないのか食い意地が欠けているのか(あるいはまじめに掃除をしているのか)、拾っているのはたぬきだけであった。気がついたら掃除が終わったらしく、誰もいなくなっていた。誰も呼びにもこなかった。懐かしい木である。

なお、在学時はこんな立派な門もなく自転車を押して登れるだけの細道だった。もちろんフェンスもなく、どこからが敷地なんだか分からなかった。けさは葉っぱを10枚ばかり失敬しようと寄ってみたのだが、固い守りに退散した。