2023年3月31日金曜日

剣の本をいただいた。おお、あの剣だ。ぶっとんだ猫さんのぶっとんだ本だ。

風と藻の本もとどいた。年度末超特急だったけど、穏やかな青空のようだ。

2023年3月30日木曜日

今週はヒト仕事が1日前倒しだった。火が足りないのは狸としては大いにけっこうだけど、日が足りないのは困る。困った……

2023年3月29日水曜日


春が満ちてきた。

2023年3月28日火曜日

「薇」こと「のえんどう」は「野豌豆」なのだ。『日本国語大辞典』はカラスノエンドウに「烏野豌豆」、スズメノエンドウに「雀野豌豆」と漢字を当てている。「烏の豌豆」「雀の豌豆」じゃなかったのだ。

それはいいとして、「薇」は「微」にくさかんむりをかぶせたものだけど、「微」の旧字体が辞書によって違うのだ。




まんなかの横画の下にすきまがあるのは同じだけど、その下が…… 
‘儿’ or ‘几’, that is the question;

2023年3月27日月曜日

「ぜんまい」という語は中世から見られるけれど、「薇」の字を当てるのは新しい慣行だと『漢辞海』は解説している。

そして、「薇」そのものは「のえんどう」(スズメノエンドウ、カラスノエンドウ、カスマグサの総称)、「薔」はミズタデだとしている。

じゃ、バラを表す字はなに?

一方、「こごみ」は「屈」「踞」だけど日本用法だろうな。「草蘇轍の異名」であると『日本国語大辞典』はいう。「クサソテツの若芽をいう」ぐらいでよいのではないかな。ほけるとソテツに似てくる。


2023年3月26日日曜日

『漢辞海』と『新字源』で語義に「びっくり」があるのを検索してみたら「駭」「驚」どちらも馬である。『漢辞海』は「諗」もあげているけど、びっくりした結果「逃げる」「隠れる」こと。中国の人にとって馬はよほどびっくりさせやすいものなのだろうか。

ところで、麺を茹でる時に差す水、これは「びっくり水」より上品な言い方がないんだな。

この雨、花にはびっくり水🦆 かえって長持ちさせることもあるそうな(NHKラジオで聞いた)。

2023年3月25日土曜日

旧暦で今月が閏如月なのはどうしてかというと、もし弥生にしてしまうと月内に穀雨にならないからなのだ。

雨水のある月を睦月(一月)
春分のある月を如月(二月)
穀雨のある月を弥生(三月)
(以上春)
小満のある月を卯月(四月)
夏至のある月を皐月(五月)
大暑のある月を水無月(六月)
(以上夏)
処暑のある月を文月(七月)
秋分のある月を葉月(八月)
霜降のある月を長月(九月)
(以上秋)
小雪のある月を神無月(十月)
冬至のある月を霜月(十一月)
大寒のある月を師走(十二月)
(以上冬)
と決めている。

ところが先日の朔(新暦3月22日)からを *弥生にしてしまうと新暦4月19日が *弥生の晦になる。しかし、今年の穀雨は新暦4月20日なのだ。穀雨を含まない月を弥生(三月)と呼ぶことはできない。そこで閏如月を置いて弥生をひと月遅らせ、この矛盾を解消する。

閏月を置くことで季節がひと月以上ずれることを防いでいる。太陰暦にはこの他にもいろいろ規則がある。現在の旧暦は公的に決められている訳でもなく、完全に規則に沿っている訳でもない。ややこしいのである。

2023年3月24日金曜日

いよいよ白内障が出てきたとのこと。まあ、心はもっと濁っているから大したことはない。

2023年3月23日木曜日

昨日は朔だったけど、弥生ではない。如月のおかわり。閏如月なのだ。

2023年3月22日水曜日


「浮き星」をいただいた。細かい! キラキラが繊細なのだ。

これに比べると姪の結婚披露宴でもらった京都の金平糖は大雑把に見える。

9個ほどに白湯を注ぐとほんのり甘い。キラキラの細かさでよく溶けるんだろうな。作る手間はたいしたものだろう。

「キラキラ」ってなんていうんだっけ……そうそう、「星芒」だ。


2023年3月21日火曜日

『星の王子さま』蒐集といえば、チュルク諸語が専門のウギャー先生もかなりのもの。
→ テュルク諸語的『星の王子さま』収集プロジェクト|吉村 大樹(@オフィスぴの吉;毎週金曜日投稿)|note

ウギャー先生は白水社の『トルコ語のしくみ』の著者なのだ。

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ところできのうの日記の「契沖」は江戸時代初期の国学者です。古代の仮名遣いをはじめ文献学的方法を確立した学者であり、長歌を得意とした歌人だとのこと。お墓の「契沖院」さんはその契沖を研究していた学生だったのではと思った次第です。

2023年3月20日月曜日

きのうはきょうだい4人で墓参り。

先が尖った石塔は戦没者のもの。うちの家系には幸いだれもいないけれど、近くの石塔に「契沖院」とあるのに気がついた。

学徒出陣だったのだろうか。

2023年3月19日日曜日

子どものころ、縄綯機が現役だった。二つの漏斗状の口から稲藁を補充しながら回す(足踏み式だったか、手回しだったか)と縄を綯っていくのだ。正月のしめ飾りなどは手で綯っていたけど農作業に使う縄は縄綯機で作っていた。

さて、また「軫」のことである。

きのう春月さんに、弦は軫に巻き付けるのではなく、軫から出ている紐に結んであるのだと聞いた。てっきりバイオリンやギター(春月さんによると琵琶も)のように糸巻きで直接、弦を巻きあげるのかと思っていたので意外だった。そこでうろうろ探してみたら、こんなページをみつけた。伝統的な機構と改良型の機構が紹介されている。
→ 古琴之琴轸篇_北京度一古琴馆 (dyxt.org)

伝統的な琴軫の場合、軫を回すと紐の綯い具合が変わる。紐は綯いを強くすると短くなる。するとそれに繋がっている弦の張りが強くなる。紐にせよ弦にせよ、太い方が綯い具合による長さの変化が大きい。これが紐を使う理由なんだろう。

しかし、それでは調整できる範囲が狭いし、不安定だというので作られたのがこのページで紹介されている改良型。「璇玑琴軫」と呼ばれている。内蔵したネジで弦を引っ張っている(紐は単に仲介しているだけのようだ)。「璇玑」とはもともと「天体の運行を測る器械」のことらしい。

……ということで結論が出せそうである。
「軫」は「琴柱」でないのはもちろんだが「糸巻き」でもない。

とおりすがりで思わぬ瑣末な知識を得た。これもまた遼東の豕なのであろう。

2023年3月18日土曜日

友だちの方じゃないほうのカッパを着て未明ボラ。これまでは軒先で袋入れをしていたけど、寒いし、腰も痛むので、うちへ持って帰って袋に詰めて、それから配達。

普通の新聞配達店の人たちから呆れられそうだ。折り込みだって手作業だし。

2023年3月17日金曜日

琴の各部の名称については詳しい図があった。調弦の時は「軫」を回すのかな?


「軫」について『広漢和辞典』も琴の部品としては「ことじ」だとしている。
琴の弦の枕となるので軫という。
枕と軫が同じ音zhěnだからってことかな? しかし、枕なら「岳山」のことじゃないのかな?

『広漢和辞典』は用例に『正字通』を引いている。
軫、琴下轉絃者、因謂之軫。
『康煕字典』も語釈で
琴下轉絃者謂之軫
としている。これも『正字通』によっているんだろう。

この「琴下轉絃」の解釈から『新字源』や『広漢和辞典』の「ことじ」説が出てきたのだろう。
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なお、『康煕字典』は用例に李白詩をあげているけど、
拂霜弄瑤琴
とだけあって、「軫」が出てこない。新たな謎だ。
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あれれ? 上に引いた『康煕字典』は明治38年に吉川弘文館が発行した縮刷版だけど、この句があるのは「北山獨酌寄韋六」(维基文库,自由的图书馆 (wikisource.org))らしく、そこでは;
拂霜弄瑤軫
となっている。ひょっとして吉川弘文館版の誤植?
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いや、もともと『康煕字典』自体が「琴」としているらしい。

2023年3月16日木曜日

峠でチチ、チチ……と声がする。虫かな。何の虫。

2023年3月15日水曜日


睨まれている。

意外な間違い・誤植はひとの仕事を何気なくみた時にしばしば目に入ってくる。そのくせ、自分の仕事では笊や節穴だっりする。ネコが狭いところに入りたがるのと同様、ヒトの不思議行動である。

2023年3月14日火曜日

ふと見かけた字、「軫」。車の荷物を載せる所の床の横木が元の意味で、弦楽器の部品も指すけど、『漢辞海』と『新字源』で違うぞ。

『漢辞海』では「糸巻き」、『新字源』では「琴柱」だとしている。う〜ん、どっちだ??

『汉语大词典』は
弦乐器上系线的小柱。可转动以调节弦的松紧。
としている。「系线的」は「弦を繋いで」で、「可转动」は「回せる」だろうから……やはり「糸巻き」かな。

2023年3月13日月曜日


春一番がやっと吹いた。花落知多少……といいたいところが花がない。てくてく歩いて行くと香花園峠に白梅が無事に咲いていた。

トチは栃、杤、𣜜、栩、橡と漢字がたくさんあるけど、トチノキは日本特産なので国字の「栃」を使うのが妥当なんだろうな。杤と𣜜はその異体字。栩と橡はクヌギを指すとのこと。杉が日本と中国で別の木なのと同じ。

2023年3月12日日曜日


あずきを煮るのは簡単。すぐ沸くので、晩ごはんを食べながらちょこちょこ面倒を見てやればいいだけ。なるほど、祖母がしょっちゅう作ってた訳だ。

けさは、ゆるめて砂糖を入れてお汁粉。

2023年3月11日土曜日


塩あずきをまた作った。豆300グラムもあるとたっぷりできる。差し水をしながら3回沸騰させたら、笊にあけ、アクを洗い流し、新しい水で1時間半ほど煮て……

金網笊で潰して漉して、塩を少々。またちょっと炊くとできあがり


砂糖は入れず、あずきの甘さを味わうのだ。

2023年3月10日金曜日

けさからヤッケを着ずにゆけむり池茶会。あんなに寒かったのに、一時だったな。

きのうのは、デンマーク語? 惜しい! その向かいのノルウェー語でした。ノルウェー名誉総領事館やノルウェー・ルーテル伝道会があったり、給食にクジラのノルウェー風なんていう献立があったり、神戸ではノルウェーが身近なのです。前にも書いたけど、娘の小学校の同級生に二世君もいたし。

2023年3月9日木曜日

 en to tre fire fem seks sju åtte ni ti elleve tolv. . . . . .

韓国語と日本語以上に似てますな。

2023年3月8日水曜日

どんと構えたねこ老師編集の百二十回本本が届いた。こういう基礎研究こそ大事にされなくては。灌漑水路を地道に整備しているのがきゅうり書院なのだな。しっかり汲まれるように、かっぱの皿が乾かぬように。

2023年3月7日火曜日


観相窓ならぬ観時窓。仕事部屋の時計をダイニングキッチンからも見えるようにした。

2023年3月6日月曜日


うまうま〜

2023年3月5日日曜日

どうも私にとっては周縁が関心の中心なんだな。本質的を避けて些末に逃げ込む。まあ、それでよろしい。

というわけでもないけど、家具の配置をちょっと変えた。これで寝室、仕事部屋、DKの行き来に支障が減った。

ぶっとんだ猫さん秘伝の鶏油揚げ鍋をつくってみようかな。

2023年3月4日土曜日


モニターの台をアーム式に換えた。なんだか歯医者風。作業内容によって下の方にしたり、手前に引いたり、好きにできるのだ。

2023年3月3日金曜日

 Xを集合とする。Xの部分集合をすべて元として含み、それ以外の元は含まない集合を、Xの巾集合と呼び、P(X)で表す。(斎藤毅『集合と位相』)
つまり、P(X)はXの部分集合全体の集合。「巾集合」は「べきしゅうごう」と読む。ここで漢字を知る人は「あれ?」と思うだろう――「巾にベキなんて音はあったっけ?」。

ないよね。

「ベキ」の本来の表記は「冪」なのだ。「覆う/覆いの布」のことだから、「冪集合」と書けば「Xを部分集合で覆い尽くす」という実感が湧くのに……

中国の古代数学では、「冪」は「形体の外周」のことを指していたけれど、のちに「数の累乗(同じ数の掛け合わせ)」を言うようになっていた。そして、江戸時代の和算家たちが「冪」の略字として「巾」を使っていたことが、当用漢字時代の漢字制限政策とあいまって、「巾乗」「巾集合」という表記が数学では公式になった要因なのだそうだ。どうせなら「冖」と略せばよかったのに、余計な縦画を書いてしまったんだな。やれやれ。

ところで、常用漢字の直近の改定は2010年なので、いま書店に並んでいる漢和辞典はどれも最新の常用漢字に則っているはず。この2010年改定では「遡、遜、謎、餅」が旧字体(餅は新旧折衷の字体)のまま追加されたので、しんにょうの点が一つのと二つのが混在することになり、しょくへんも新旧字体が交ざる、組版担当としては実に困ったことになっている。いっそ旧字体で統一するほうが筋が通るのだ。やれやれ。

2023年3月2日木曜日


連日空が賑やか。
きょうは木星と金星が大接近。 

2023年3月1日水曜日


クリクリ……カレンダーを回そう。

いよいよお猿の月である。