朝の空はすっかり秋である。
タイトルは「秋」の異体字U+2A6C1だけど、iPhoneでは表示されず、いわゆるトーフに化けている。
『漢辞海』は、「𪛁」U+2A6C1{(禾と火を上下に並べたもの)と(龜)を左右にならべたもの}を採用しているけど、『新字源』は「𥤛」U+2591B{(禾と龜を左右に並べたもの)と(⺣)を上下にならべたもの}の方を採用している。(禾)(火)(龜)の配置が違うだけ。
いま、一般的に使うのはこの三つのうち(禾)と(火)を並べた「秋」。(禾)と(龜)を並べた「龝(穐)」は姓でたまにみかける。「ぜんぶのせ」がU+2A6C1やU+2591Bなのだ。
……というのは春月さんの工作室にあった「詩経072 国風・王風・采葛」を読んでいて、「秋」と「歳」は違うのか?と調べたついで。
「秋」が3回めぐってきたら3年だから、「三歳」と同じゃないか……と思ったけど、「秋」には「3箇月」の意味もあるんですね。なので「三秋」は9箇月。春の初めだったのがいまは冬の始まりだというぐらいの期間ですな。
「蕭」と「艾」もどう違うんだろう。辞書ではどちらも「よもぎ」。「艾」には「もぐさ」ともあり、「蕭」は春月さんの訳にもあるように「カワラヨモギ」とある。こっちはもぐさにならない? 「ケナシカワラヨモギ」というのもあるそうだ。そういえばいまの日本ではヨモギは「蓬」の字を使うほうが多いかも。ともあれ、「桃栗三年、柿八年」のように「蕭九箇月、艾三年」てな具合に生育に要する年月が違う?
---
なお、⿰や⿱は並べ方を示す記号――「漢字構造記述文字」というもの――。U+2FF0–2FFBにある。「三足す二」を「+3 2」(足すことの、三と二)という具合に書く「ポーランド記法」で書く。
普通の日本語の「三に二を足す」(3 2 +)は「逆ポーランド記法」(RPN)と呼ばれている。RPN(Reverse Polish Notation)はヒューレット・パッカード社の電卓で使われている(使われていた)。ポーランド記法も逆ポーランド記法も複雑な計算で括弧を使わなくて済むので便利。
普通の日本語の「三に二を足す」(3 2 +)は「逆ポーランド記法」(RPN)と呼ばれている。RPN(Reverse Polish Notation)はヒューレット・パッカード社の電卓で使われている(使われていた)。ポーランド記法も逆ポーランド記法も複雑な計算で括弧を使わなくて済むので便利。





